歯科医師様へ

水滸会から歯科医師へのメッセージ

水滸会から歯科医師へのメッセージ

フルマウス治療になるのか、1本だけの治療で済むのか、何を基準にお考えですか?
咬合をどういう次元で考えるか、そこを共に研鑚して参りましょう。

水滸会では受講していただく先生には、世界の歯科治療を牽引していけるようなソフト面も含めたプロフェッショナルドクターになって欲しいと願ってやみません。“患者さんの心の動かし方”を含めた技術(噛み合わせ)までお伝えいたしますので、ぜひ共に尽力していきましょう。

根本的な治療をお教えします

根本的な治療とはどんなことでしょうか。再治療がいつまでも続くということは、根本的なところに手が入っていない証拠です。なぜ、根本的な治療が行えないかというと、それはきちんとした概念を根底とした診査・診断をしていないからです。

たとえば、Aというドクターが、何等かの処置のため0.5mmほど歯を削ったとします。一方、Bというドクターは同じ症例にたいして0.1mm削るだけで済ませたとします。両者の治療でそれぞれに術後経過の問題が出なければ、当然ながら削る量が少ないほうが正しい。Bのドクターが歯を削る量を抑えられたのは、正しい概念を基に正確な診査・診断ができていたからです。

つまり、根本的な治療の前提には、必ず診査・診断があるのです。ろくに診査・診断をせず、やみくもに削ったり抜いたりする治療は、根本的な治療ではありません。多くのドクターが歯を削る症例でも、実は歯を削らなくても治せることもあります。かつて歯を削ることが治療というような価値観がありました。残念ながらそれを今でも引きずっているような治療も横行していると思っています。
科学的根拠を持った診査・診断した結果、なかには全顎治療が必要になるケースもあります。逆にほんの一本の歯の治療で終わる場合もあります。診査診断を進めるうえでの根本的概念を知りたい方はぜひ水滸会にいらしてください。

根本的な治療をお教えします

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40歳代からの開業医のあり方

Dr.吉見による、40歳代の開業医の先生方へ向けた連載記事をご紹介していきます。ぜひご覧ください。

第一回 2014年8月2日

40歳代を迎える多くの開業医の先生方、大変にお疲れ様です。やっと開業にこぎつけ大体5~6年経過したあたりですよね。開業後の諸々の危機もいくつか乗り越えられ、やっと安定期に入ったところですね。しかし、本当に安定期なのでしょうか?先生方の心の中は、不安でいっぱいなのが正直なところではないですか?世の中を見まわしても、あまり「手本となる歯医者の先生が見当たらない」と感じていませんか?
価値観は時代とともに変化してます。約1980年代までは、世の中はまだ大量産業型の時代の名残を残し「数を売る」時代でした。大量生産型の産業は世の中の利便性をあらゆる次元で確保され、そのこと自体は「善」であると思われてました。しかし、時代の変遷とともに「価値観」も変遷していきます。特に今回の2011年の大震災を境に顕著に、多くの人々が「数を売る」ことの違和感に気付き始めました。若い40歳代の先生方が、今の社会に「手本」がないと感じているのは、実はこの「価値観の変遷」を身で感じているからです。
今は「数を売る」時代ではありません。何に価値があるかといえば「幸福感」「心の豊かさ」ではないですか?そこに価値があると、実は患者様のほうが先に気が付いていて、歯科医がそこに気が付いていないところに問題があるのです。多くの“名人”と呼ばれる先生方は、1980年代に若い時代を過ごされ少々バブル的な感覚を身に着けています。だから、人の前で話すと少々古臭い話に聞こえるのです。
さあ、これからはここのところを一緒に、掘り下げていきたいと思います。